概要

旧土木教室(左)と桂キャンパス(右)の写真

20世紀は急速な科学的発展をもたらすと同時に環境問題に代表される様々な負の遺産を残した。20世紀型社会の持つ問題を科学技術の面から解決し、安全で、持続可能な地球社会の基本となる社会基盤を構築するためには、新しいパラダイムに基づいた科学技術の飛躍的向上が不可欠である。

持続的文明社会においては、いかにして重要な社会基盤構造物を、安全かつ経済的に計画、設計、施工、維持管理すればよいだろうか。さらに、地殻に内在する資源・エネルギーや地下空間を有効利用するにはどのような探査・開発、地質情報・地殻評価技術が必要であろうか。

社会基盤工学専攻は、工学基礎の立場からこれらの問題に取り組む。すなわち、地球上の生命生息空間とその中の構築物、地下に存在する資源を研究対象とし、基本的な社会基盤の構築、資源・エネルギーの有効利用と、安全で持続可能な地球社会の創出のための技術革新に挑戦する。