アドミッションポリシー

社会基盤工学専攻は、社会のインフラストラクチャーを支えてきた基礎的な要素技術の確固たる継承と、計算・実験力学及び理論・応用力学の枠組での統合・展開を通して、社会基盤の整備、維持管理や防災に関する新たな解析技術・設計法や、資源エネルギーの探査・開発・利用に関連した技術を創成・開発し、人類の持続的発展と資源の安定供給、地球環境との調和に技術的側面から貢献することを目指しています。そのため、この目的を踏まえ、既存の工学分野の枠組みを越えて、自然環境の保全や快適・便利・安全・健康な社会基盤の確立に対する明確な自覚を持った工学や関連する分野の学生を幅広く受け入れます。

修士課程(博士前期課程)にあっては構造力学・水理学・土質工学・資源工学・などの社会基盤整備、エネルギーや防災に関する専門知識を有することを筆記試験によって確認します。また、既存学科の枠組みにとらわれず、社会人も含めて広く学生を受け入れるため、特別選考試験を実施し、その学生の持つ専門知識のレベルを確認することによって、入学を許可する途も設定しています。また、海外からの留学生を受け入れるため、毎年2月に留学生を対象とした選考試験も実施します。

博士後期課程にあっては、専攻の設立趣旨と目的に合った学際的・国際的な研究を行える高度な研究者を養成するために、専門領域に関する口頭試問による選考試験を実施し、研究を遂行するに十分な能力を有していることを確認して学生を受け入れています。特に十分な研究業績を有する社会人に対しては論文草稿審査選考により受け入れる途を用意しています。受験生の便宜を考慮し、博士後期課程の入学者選抜試験は基本的に年2回実施し、入学も春期と秋期に行えるものとしています。