カリキュラム

目次

H22年度入学者用カリキュラム

修士課程

修了に必要な単位

科目区分

単位数

コア科目(原則として必修)

2単位

Major科目

10単位以上

Minor科目

特に指定なし

演習・ORT科目・共同研究型インターンシップ科目

8単位以上

その他科目

必要に応じて指導教員の承認を得て履修

(合計単位)

30単位以上

(注意事項)
(1)課程を修了するためには、科目区分毎に指定される単位数を満たし、かつ合計単位数を満たす必要がある。
(2)Major科目の履修要件は上記の他に、学生が選択する教育プログラムによって追加要件が設定されている。追加要件の詳細については、科目標準配当表下部の注意事項(3)を参照すること。

演習・ORT・共同研究型インターンシップ科目は、科目標準配当表では、「ORT科目」と表記されています。

科目標準配当表(社会基盤工学専攻(修士課程))

科目配当表icon_pdf.gif

(注意事項)
(1) 科目区分において○が記載されていない科目は,Minor科目である.
(2) 自主企画プロジェクト,社会基盤工学セミナーA,Bは必修科目である.
(3) Major科目履修に際しては,下記の5種の教育プログラムの何れかの要件を満足しなければ ならない.教育プログラムの選択に際しては指導教員の認定を受けること.

構造系教育プログラム:
・連続体力学,構造安定論,材料・構造マネジメント論,地震・ライフライン工学,社会基盤構造工学を必ず修得すること

水工系教育プログラム:
・水理乱流力学,水文学,河川マネジメント工学,流砂水理学を必ず修得すること
・水工計画学,開水路の水理学,海岸波動論,水文気象防災学,水資源システム論,流域治水砂防学,沿岸・都市防災工学,流域環境防災学,数値流体力学,水域社会基盤学,応用水文学,環境防災生存科学,流域管理工学の中から3科目以上を修得すること

地盤系教育プログラム:
・地盤力学,計算地盤工学,地盤工学原論,ジオマネジメント工学,ジオコンストラクション,ジオリスクエンジニアリング,ジオフロント工学原論,ジオフロント環境デザイン,環境地盤工学,地盤数値解析法,地盤防災工学の中からいずれを履修するかについては,指導教員と相談して決定すること

計画系教育プログラム:
・地域・交通ガバナンス論,公共財政論,都市社会環境論,シティロジスティクス,人間行動学,交通情報工学,空間情報論,景観デザイン論,リスクマネジメント論,先進交通ロジスティクス工学,都市社会調査論,防災情報特論,災害リスク管理論,環境デザイン論の中から2科目以上を修得すること

資源系教育プログラム:
・資源開発システム工学,応用数理解析,計算力学及びシミュレーション,地殻環境工学,数理地質学,応用弾性学,物理探査の基礎数理,地下空間設計,探査工学特論,地殻環境計測,時系列解析,エネルギー基盤マネジメント工学から3科目以上を修得すること

(4) 修了要件30単位のうち上表の科目から合計20単位以上修得すること.
(5) 上表に掲載されていない科目については,工学研究科共通型科目(ただし,日本語講座科目は除く),指導教員が認定する他専攻科目および他研究科科目から選択してもよい.なお,経営管理大学院のジョイントディグリー制度合格者については下記(6)に準ずる.ただし,いずれの場合もMinor科目として単位に加算される.
(6) 経営管理大学院のジョイントディグリー制度合格者が経営管理大学院提供科目を修得した場合,指導教員の認定のもと,社会基盤工学専攻の単位として認める.ただし,修得可能な単位数の上限を10単位とする.
(7) 都市交通政策フロントランナー講座,低炭素都市圏政策論,都市交通政策マネジメントの詳細については,低炭素都市圏政策ユニットの履修要覧を参照すること.
(8) 社会基盤工学専攻では,次の履修コースを設定している.
・ 構造設計技術者・研究者養成コース
・ 水工設計技術者・研究者養成コース
・ 地盤設計技術者・研究者養成コース
・ 都市設計技術者・研究者養成コース
・ 資源・エネルギー技術者・研究者養成コース
コース毎に別に定める科目群を修得し,申請を行った場合,そのコースを修了したことを証明する証書を授与する.
(9) 科目の概要,科目内容の詳細(シラバス)については,工学研究科ホームページ(URL: http://www.t.kyoto-u.ac.jp/syllabus-gs)にアクセスして確認すること.

高度工学コース(5年型)

修了に必要な単位

科目区分

単位数

修士課程

博士後期課程

コア科目

2単位

6単位

Major科目

10単位以上

12単位以上

Minor科目

特に指定なし

特に指定なし

演習・ORT・共同研究型インターンシップ科目

8単位以上

12単位以上

その他の科目

必要に応じて指導教員の承認を得て履修

合計

30単位以上

40単位以上

(注意事項)
(1) 博士後期課程を修了するために必要な合計40単位には、修士課程を修了するために必要な合計30単位が含まれる。博士後期課程に進学するためには、修士課程を修了する必要がある。
(2) 課程を修了するためには、科目区分毎に指定される単位数を満たし、かつ合計単位数を満たす必要がある。
(3) 修士課程のMajor科目の履修要件は上記の他に、学生が選択する教育プログラムによって追加要件が設定されている。追加要件の詳細については、科目標準配当表下部の注意事項(4)を参照すること。
(4) 指導教員の承認のもと、科目標準配当表の英語科目(◎の科目)をコア科目として履修することができる。
(5) 演習・ORT・インターンシップ科目は、科目標準配当表では、「ORT科目」と表記されています。

科目標準配当表(社会基盤工学専攻・高度工学コース)

科目配当表icon_pdf.gif 

(5年型の注意事項)
(1) 履修指定欄において,○が履修可能科目である.
(2) 科目区分において○が記載されていない科目は,Minor科目である.
(3) 修士課程において,自主企画プロジェクト,社会基盤工学セミナーA,Bは必修である.
(4) 修士課程のMajor科目履修に際しては,下記の5種の教育プログラムの何れかの要件を満足しなければならない.教育プログラムの選択に際しては指導教員の認定を受けること.

構造系教育プログラム:
・ 連続体力学,構造安定論,材料・構造マネジメント論,地震・ライフライン工学,社会基盤構造工学を必ず修得すること

水工系教育プログラム:
・ 水理乱流力学,水文学,河川マネジメント工学,流砂水理学を必ず修得すること
・ 水工計画学,開水路の水理学,海岸波動論,水文気象防災学,水資源システム論,流域治水砂防学,沿岸・都市防災工学,流域環境防災学,数値流体力学,水域社会基盤学,応用水文学,環境防災生存科学,流域管理工学の中から3科目以上を修得すること

地盤系教育プログラム:
・ 地盤力学,計算地盤工学,地盤工学原論,ジオマネジメント工学,ジオコンストラクション,ジオリスクエンジニアリング,ジオフロント工学原論,ジオフロント環境デザイン,環境地盤工学,地盤数値解析法,地盤防災工学の中からいずれを履修するかについては,指導教員と相談して決定すること

計画系教育プログラム:
・ 地域・交通ガバナンス論,公共財政論,都市社会環境論,シティロジスティクス,人間行動学,交通情報工学,空間情報論,景観デザイン論,リスクマネジメント論,先進交通ロジスティクス工学,都市社会調査論,防災情報特論,災害リスク管理論,環境デザイン論の中から2科目以上を修得すること

資源系教育プログラム:
・ 資源開発システム工学,応用数理解析,計算力学及びシミュレーション,地殻環境工学,数理地質学,応用弾性学,物理探査の基礎数理,地下空間設計,探査工学特論,地殻環境計測,時系列解析,エネルギー基盤マネジメント工学から3科目以上を修得すること.

(5) 修士課程の修了要件30単位のうち上表の科目から合計20単位以上修得すること.
(6) 修士課程において,上表に掲載されていない科目については,工学研究科共通科目(ただし,日本語講座科目は除く),指導教員が認定する他専攻科目および他研究科科目から選択してもよい.なお,経営管理大学院のジョイントディグリー制度合格者については下記(7)に準ずる.ただし,いずれの場合もMinor科目として単位に加算される.
(7) 経営管理大学院のジョイントディグリー制度合格者が経営管理大学院提供科目を修得した場合,指導教員の認定のもと,社会基盤工学専攻の単位として認める.ただし,修得可能な単位数の上限を10単位とする.
(8) 履修指定欄において,修士課程および博士後期課程のいずれにおいても○が記載されている科目については,修士課程において単位未取得の場合には,博士後期課程の単位に加算することができる.
(9) 博士後期課程において,社会基盤工学総合セミナーA,Bは必修科目である.
(10) 入学時の履修計画の承認,および,学年進行時の履修計画変更の承認は,指導委員会(主指導教員1名と副指導教員2名を原則とする)によって行う.
(11) 都市交通政策フロントランナー講座,低炭素都市圏政策論,都市交通政策マネジメントの詳細については,低炭素都市圏政策ユニットの履修要覧を参照すること.
(12) 社会基盤工学専攻では,次の履修コースを設定している.   
・構造設計技術者・研究者養成コース
・水工設計技術者・研究者養成コース
・地盤設計技術者・研究者養成コース
・都市設計技術者・研究者養成コース
・資源・エネルギー技術者・研究者養成コース
修士課程において,コース毎に別に定める科目群を修得し,申請を行った場合,そのコースを修了したことを証明する証書を授与する.  
(13) 科目の概要および科目内容の詳細(シラバス)については、工学研究科ホームページ(URL: http://www.t.kyoto-u.ac.jp/syllabus-gs)にアクセスして確認してください.

高度工学コース(3年型)

修了に必要な単位

科目区分

単位数

博士後期課程

コア科目

4単位

Major科目

2単位以上

Minor科目

特に指定なし

演習・ORT・共同研究型インターンシップ科目

4単位以上

その他の科目

必要に応じて指導教員の承認を得て履修

合計

10単位以上

(注意事項)
(1) 課程を修了するためには、科目区分毎に指定される単位数を満たし、かつ合計単位数を満たす必要がある。
(2) 演習・ORT・共同研究型インターンシップ科目は、科目標準配当表では、「ORT科目」と省略されている。
(3) 科目標準配当表については、前項「3.平成22年度博士課程前後期連携プログラム(5年型)配当科目」の、それぞれ対応する専攻の「3.2 高度工学コース(5年型)」の科目標準配当表の最右欄を参照すること。また、履修に際しては、科目標準配当表下部の「3年型の注意事項」に留意すること。
(4) 指導教員の承認のもと、科目標準配当表の英語科目(◎の科目)をコア科目として履修することができる。

科目標準配当表(社会基盤工学専攻・高度工学コース)

 科目配当表icon_pdf.gif

(3年型の注意事項)
(1) 履修指定欄において,○が履修可能科目である.
(2) 科目区分において○が記載されていない科目は,Minor科目である.
(3) 社会基盤工学総合セミナーA,Bは必修科目である.
(4) 上表に掲載されていない科目については,工学研究科共通科目(ただし,日本語講座科目は除く),指導教員が認定する他専攻科目および他研究科科目から選択してもよい.
(5) 入学時の履修計画の承認,および,学年進行時の履修計画変更の承認は,指導委員会(主指導教員1名と副指導教員2名を原則とする)によって行う.
(6) 都市交通政策フロントランナー講座,低炭素都市圏政策論,都市交通政策マネジメントの詳細については,低炭素都市圏政策ユニットの履修要覧を参照すること.
(7) 科目の概要および科目内容の詳細(シラバス)については、工学研究科ホームページ(URL:http://www.t.kyoto-u.ac.jp/syllabus-gs)にアクセスして確認してください.

H21年度以前のカリキュラム

I. 社会基盤工学専攻カリキュラム

◎印 英語による大学院授業科目
△印 工学研究科共通科目・他専攻科目
▽印 博士後期課程向けの科目
★印 他研究科科目
○印 隔年講義で本年度は開講されるが来年度は休講の予定
□印 隔年講義で本年度は休講されるが来年度は開講の予定

修士課程教育プログラム科目表

科目名

担当教員

毎週時数

単位

 

前期

後期

(100) 応用数理解析

田村(武)・塚田

2

 

2

 

(101) 計算力学及びシミュレーション

宮川・松岡(俊)・白土・宇都宮・牛島・角

2

 

2

(102) 実践水工学

禰津・藤田・牛島・角

 

2

2

 

(103) 地盤工学原論

岡・(防災研)井合・(防災研)三村・木元・大西・大津・嘉門

 

2

2

 

(104) 社会基盤工学演習A

関係教員

(4)

(4)

4

 

(105) 社会基盤工学演習B

関係教員

(4)

(4)

4

 

(201) 社会基盤工学ORT・インターンシップA

宮川・塚田・角・宇都宮

 

2

2

 

(202) 社会基盤工学ORT・インターンシップB

関係教員

4

 

4

(203) 社会基盤工学実習

 関係教員

 

2

2

 

(204) 社会基盤構造工学

 関係教員

 

2

2

 

(205) 水域社会基盤学

関係教員 

 

2

2

 

(400) 連続体力学

 田村(武)・杉浦

2

 

2

 

(401) 構造安定論

 杉浦・宇都宮・白土

 

2

2

(402) 材料・構造システム論

 宮川・山本(貴)

2

 

2

 

(403) 風工学

 白土・八木

 

2

2

 

(404) 地球数理解析

(防災研)井合・(防災研)三村・(防災研)川地・(防災研)藤田 

2

 

2

 

(405) 資源開発システム工学

 松岡(俊)・村田

2

 

2

 

(406) 数理地質学

 山田(泰)

 

2

2

 

(407) 応用弾性学

 村田

 

2

2

 

(408) 物理探査の基礎数理

三ケ田・(非常勤講師)佐伯・(非常勤講師)後藤 

2

 

2

 

(409) 時系列解析

 塚田

 

2

2

 

(410) 数値流体力学

 禰津・白土・牛島

 

2

2

 

(411) 水理乱流力学

 禰津・牛島

2

 

2

 

(413) 河川マネジメント工学

 細田・角・岸田

2

 

2

 

(418) 流域治水砂防学

 (防災研)中川・(防災研)川地

 

2

2

 

(419) 流域環境防災学

 (防災研)藤田・竹門・(防災研)武藤・(防災研)堤

2

 

2

 

(420) 地盤数値解析法

 岡・木元

2

 

2

 

(421) 地盤力学

 岡

2

 

2

 

(422) 水際地盤学

 (防災研)井合・(防災研)関口・(防災研)三村

 

2

2

 

(423) 計算地盤工学

 岡・木元

 

2

2

(424) 社会基盤工学創生

 関係教員

2

 

2

 

(500) 鋼構造工学

 杉浦・宇都宮

 

2

2

 

(501) コンクリート構造工学

 宮川・(非常勤講師)室田

 

2

2

 

(502) 構造デザイン

 家村・宇都宮

2

 

2

 

(503) エネルギー資源開発工学

 松岡(俊)・上田

2

 

2

 

(504) 探査工学特論

 三ケ田・(非常勤講師)朝倉(繁)

 

2

2

 

(505) 地殻環境計測

 石田・(非常勤講師)山本(晃)

2

 

2

 

(506) 地下空間設計

 朝倉(俊)

 

2

2

 

(507) 社会基盤安全工学

 関係教員

 

2

2

 

(601) 現代科学技術の巨人セミナー「知のひらめき」

 関係教員

(2)

(2)

2

(602) 科学技術国際リーダーシップ論

 関係教員

 

2

2

(603) 実践的科学英語演習「留学ノススメ」

 関係教員

2

 

2


(604) 21世紀を切り拓く科学技術(科学技術のフロントランナー講座)

 関係教員

2

 

2

(605) 先端マテリアルサイエンス通論

 (他専攻)関係教員

2

 

2


(606) 新工業素材特論

 (他専攻)関係教員

 

2

2


(607) 危機管理特論

 (防災研)河田・(防災研)矢守

 

2

2


(999) 研究論文(修士)

 

 

 

 

 

注意事項

  1. 社会基盤工学演習A、B、研究論文(修士)は必修である。
  2. 社会基盤工学ORT・インターンシップA、資源開発システム工学、社会基盤構造工学、実践水工学、地盤工学原論の中から合計 4 単位以上習得しなければならない。
  3. 他専攻・他研究科科目については、指導教員の指導の下で、上表科目に適宜組み入れることができる。
  4. 修了要件 30 単位のうち上表の科目から合計 20 単位以上習得すること。
  5. 詳しい内容(シラバス)は工学研究科ホームページ(URL: http://www.t.kyoto-u.ac.jp/syllabus-gs)にアクセスして確認してください。

高度工学コース科目表

科目名

担当教員

毎週時数

単位

 

前期

後期

(101) 応用数理解析

田村(武)・塚田

2

 

2

 

(102) 計算力学及びシミュレーション

宮川・松岡(俊)・白土・宇都宮・牛島・角

2

 

2

(103) 実践水工学

禰津・藤田・牛島・角

 

2

2

 

(104) 地盤工学原論

岡・(防災研)井合・(防災研)三村・木元・大西・大津・嘉門

 

2

2

 

(105) 資源開発システム工学 

松岡(俊)・村田

2

 

2

 
(106) 社会基盤工学演習A

関係教員

(4)

(4)

4

 

(107) 社会基盤工学演習B

関係教員

(4)

(4)

4

 

(201) 社会基盤工学ORT・インターンシップA

宮川・塚田・角・宇都宮

 

2

2

 

(202) 社会基盤工学ORT・インターンシップB

関係教員

4

 

4

(203) 社会基盤工学実習

 関係教員

 

2

2

 

(204) 社会基盤構造工学

 関係教員

 

2

2

 

(205) 水域社会基盤学

関係教員 

 

2

2

 

(301) 社会基盤工学総合セミナーA I 

田村(武)・宮川・杉浦・白土・宇都宮

2

2

4



(302) 社会基盤工学総合セミナーA II 

田村(武)・宮川・杉浦・白土・宇都宮

2

2

4



(303)  社会基盤工学総合セミナーB I  

禰津・中川・藤田・牛島・角・(防災研)武藤・(防災研)川池・(防災研)堤・(防災研)竹林

2

2

4


(304) 社会基盤工学総合セミナーB II 

禰津・中川・藤田・牛島・角・(防災研)武藤・(防災研)川池・(防災研)堤・(防災研)竹林

2

2

4


(305) 社会基盤工学総合セミナーC I

関口・岡・石田・(防災研)井合・(防災研)三村・三ケ田・村田・木元

2

2

4


(306) 社会基盤工学総合セミナーC II 

関口・岡・石田・(防災研)井合・(防災研)三村・三ケ田・村田・木元

2

2

4


(307) 社会基盤工学総合セミナーD I 

松岡(俊)・朝倉(俊)・塚田・山田(泰)・上田・薛

2

2

4


(308) 社会基盤工学総合セミナーD II 

松岡(俊)・朝倉(俊)・塚田・山田(泰)・上田・薛

2

2

4


(401) 連続体力学

 田村(武)・杉浦

2

 

2

 

(402) 構造安定論

 杉浦・宇都宮・白土

 

2

2

(403) 材料・構造システム論

 宮川・山本(貴)

2

 

2

 

(404) 風工学

 白土・八木

 

2

2

 

(405) 地球数理解析

(防災研)井合・(防災研)三村・(防災研)川地・(防災研)藤田 

2

 

2

 

(406) 数理地質学

 山田(泰)

 

2

2

 

(407) 応用弾性学

 村田

 

2

2

 

(408) 物理探査の基礎数理

三ケ田・(非常勤講師)佐伯・(非常勤講師)後藤 

2

 

2

 

(409) 時系列解析

 塚田

 

2

2

 

(410) 数値流体力学

 禰津・白土・牛島

 

2

2

 

(411) 水理乱流力学

 禰津・牛島

2

 

2

 

(412) 河川マネジメント工学

 細田・角・岸田

2

 

2

 

(413) 流域治水砂防学

 (防災研)中川・(防災研)川地

 

2

2

 

(414) 流域環境防災学

 (防災研)藤田・竹門・(防災研)武藤・(防災研)堤

2

 

2

 

(415) 地盤数値解析法

 岡・木元

2

 

2

 

(416) 地盤力学

 岡

2

 

2

 

(418) 水際地盤学

 (防災研)井合・(防災研)関口・(防災研)三村

 

2

2

 

(419) 計算地盤工学

 岡・木元

 

2

2

(420) 社会基盤工学創生

 関係教員

2

 

2

 

(501) 鋼構造工学

 杉浦・宇都宮

 

2

2

 

(502) コンクリート構造工学

 宮川・(非常勤講師)室田

 

2

2

 

(503) 構造デザイン

 家村・宇都宮

2

 

2

 

(504) エネルギー資源開発工学

 松岡(俊)・上田

2

 

2

 

(505) 探査工学特論

 三ケ田・(非常勤講師)朝倉(繁)

 

2

2

 

(506) 地殻環境計測

 石田・(非常勤講師)山本(晃)

2

 

2

 

(508) 地下空間設計

 朝倉(俊)

 

2

2

 

(509) 社会基盤安全工学

 関係教員

 

2

2

 

(601) 現代科学技術の巨人セミナー「知のひらめき」

 関係教員

(2)

(2)

2

 

(602) 科学技術国際リーダーシップ論

 関係教員

 

2

2

 

(603) 実践的科学英語演習「留学ノススメ」

 関係教員

2

 

2

(604) 21世紀を切り拓く科学技術(科学技術のフロントランナー講座)

 関係教員

2

 

2

 

(604) 先端マテリアルサイエンス通論

 (他専攻)関係教員

2

 

2

(605) 新工業素材特論

 (他専攻)関係教員

 

2

2

(606) 危機管理特論

 (防災研)河田・(防災研)矢守

 

2

2

(998) 研究論文(修士)

関係教員

 

 

 

 

(999) 研究論文(博士) 

関係教員

       

注意事項

  1. 詳しい内容(シラバス)は工学研究科ホームページ(URL: http://www.t.kyoto-u.ac.jp/syllabus-gs)にアクセスして確認してください。
  2. 100番台科目は、選択必修科目。修士課程修了後、3年コースへ進学する場合は、106/107は履修することができない。
  3. 200番台科目は、演習・ORT・インターンシップ科目。ただし、201はコア科目とすることができる。なお、社会基盤工学実習は、水域防災学実習、構造工学実験法などを対象として、所定の書式により申請し、実習内容の承認を受けて、認定単位とすることができる。
  4. 300番台科目は、博士後期課程向けの科目。
  5. 400番台科目は、Major科目。
  6. 500番台科目は、Minor科目。
  7. 600番台科目は、工学研究科共通科目・他専攻科目。
  8. 応用・展開科目としてのMinor科目は、指導教員がMajor科目・他専攻科目から指定することができる。科目区分指定のない科目は、Minor科目に分類される。
  9. 社会基盤工学ORT・インターンシップ科目A/Bは、それぞれ短期(3週間)、長期(3ヶ月)を目安とする。6ヶ月以上のORTに対しては、2科目合わせて6単位まで認定できる。
  10. 入学時に科目の履修計画(コア科目・Major科目・Minor科目など)を提出し、指導委員会の承認を受ける。履修計画は、学年進行時においても変更が可能であるが、指導委員会の承認を受けなければならない。

融合工学コース科目表

科目名

担当教員

毎週時数

単位

 

前期

後期

(101) 社会基盤工学創生

関係教員

2

 

2

 

(102) 発展的持続性社会基盤工学セミナーA 

関係教員

(4)

(4)

4

 
(103) 発展的持続性社会基盤工学セミナーB 

関係教員

(4)

(4)

4

 
(201) 社会基盤構造工学 

関係教員

 

2

2

 
(202) 水域社会基盤学 

関係教員

 

2

2

 
(203) 地盤工学原論 

岡・(防災研)井合・(防災研)三村・木元・大西・大津・嘉門

 

2

2

 
(204) 社会基盤計画学 

関係教員

 

2

2

 
(205) 資源開発システム工学 

松岡(俊)・村田

2

 

2

 
(206) 環境リスク学 

内山・森澤・松田

2

 

2

 
(207) 環境材料学 

西山(峰)・吹田

2

 

2

 
(208) 最適システム設計論 

吉村・西脇

 

2

2

 
(209) 発展的持続性社会基盤工学ORT・インターンシップA 

関係教員

2

 

2

 
(210) 発展的持続性社会基盤工学ORT・インターンシップB 

関係教員

 

4

4

 
(301) 発展的持続性社会基盤工学演習 I 

関係教員

(4)

(4)

4

(302) 発展的持続性社会基盤工学演習 II 

関係教員

(4)

(4)

4

(401) 計算力学及びシミュレーション

宮川・松岡(俊)・白土・宇都宮・牛島・角

2

 

2

(402) 連続体力学

田村(武)・杉浦

2

 

2

 

(403) 構造安定論

杉浦・宇都宮・白土

 

2

2

(404) 材料・構造システム論 

宮川・山本(貴)

2

 

2

 
(405) 風工学 

白土・八木

 

2

2

 
(406) 数値流体力学 

禰津・白土・牛島

 

2

2

 
(407) 水理乱流力学 

禰津・牛島

2

 

2

 
(408) 流域環境防災学 

(防災研)藤田・竹門・(防災研)武藤・(防災研)堤

2

 

2

 
(409) 流域治水砂防学 

(防災研)中川・(防災研)川地

 

2

2

 
(410) 地盤数値解析法 

岡・木元

2

 

2

 
(411) 地盤力学 

2

 

2

 
(412) 水際地盤学 

(防災研)井合・(防災研)関口・(防災研)三村

 

2

2

 
(413) 計算地盤工学 

 岡・木元

 

2

2

(414) 数理地質学

 山田(泰)

 

2

2

 

(415) 応用弾性学

 村田

 

2

2

 

(416) 物理探査の基礎数理

三ケ田・(非常勤講師)佐伯・(非常勤講師)後藤 

2

 

2

 

(417) 時系列解析

 塚田

 

2

2

 

(419) 公共財政論 

小林(潔)・松島

2

 

2

(420) 都市社会環境論 

中川(大)

2

 

2

 
(421) シティロジスティクス 

谷口

2

 

2

 
(422) 交通情報工学 

宇野・倉内

 

2

2

 

(423) 人間行動学 

北村(隆)

2

 

2

(424) リスクマネジメント論 

(防災研)岡田・(防災研)横松

 

2

2

(425) 構造ダイナミクス 

家村・五十嵐

2

 

2

 
(426) 地震・ライフライン工学 

家村・清野

2

 

2

(427) サイスミックシミュレーション 

(防災研)澤田(純)・(防災研)高橋

 

2

2

 
(428) 都市衛生工学 

伊藤・越後

2

 

2

 
(429) ジオマネジメント工学 

大津・岸田・塩谷

2

 

2

 
(430) 河川マネジメント工学 

細田・角・岸田

2

 

2

 
(430) 地球環境リモートセンシング 

田村(正)

2

 

2

 
(431) 環境情報論 

田村(正)・須崎

 

2

2

 
(432) ジオフロント工学原論 

大西・西山(哲)

2

 

2

 
(433) ジオフロント環境デザイン 

大西・大津

 

2

2

 
(434) 流砂水理学 

後藤

2

 

2

 
(435) 海岸波動論 

間瀬・後藤

 

2

2

 
(436) 地殻環境工学 

青木・新苗

2

 

2

 
(437) エネルギー基盤マネジメント特論 

青木

 

2

2

 
(438) 環境材料設計学 

河野・服部

2

 

2

 
(439) 水文学 

椎葉・立川・市川

2

 

2

 
(440) 水工計画学 

椎葉・立川・市川

 

2

2

 
(441) 景観デザイン論 

川崎・原

 

2

2

 
(442) 景域環境計画論 

川崎

2

 

2

 
(445) 水資源システム論 

(防災研)小尻・(防災研)堀・(防災研)田中

2

 

2

 
(446) 沿岸・都市防災工学 

(防災研)間瀬・(防災研)戸田・(防災研)米山

 

2

2

 
(447) 水文気象防災学 

(防災研)中北・(防災研)寶・(防災研)城戸

2

 

2

 
(446) 社会環境防災計画学 

萩原

2

 

2

 
(447) 環境創造工学 

木村

 

2

2

 
(448) 構造材料特論 

西山(峰)・吹田

2

 

2

 
(449) 地盤環境工学 

竹脇・田村

2

 

2

 
(450) 生活空間地盤工学 

竹脇・辻

 

2

2

 
(451) 都市火災安全計画論 

田中・原田

2

 

2

 
(452) 鉄筋コンクリート構造物の性能評価型設計法 

田中・西山(峰) ・田村(修)

 

2

2

(453) ディジタル信号処理 

伊勢・上谷・辻

 

2

2

 
(454) 水環境工学 

津野・田中・西村

 

2

2

 
(455) 循環型社会システム論 

酒井・平井

2

 

2

 
(456) 環境システム論 

倉田

2

 

2

 
(457) 大気環境管理 

松岡(譲)

 

2

2

 
(458) 地圏環境工学特論 

米田 

2

 

2

 
(459) 環境衛生学特論 

内山・松井(利)

 

2

2

 
(460) 都市代謝工学特論 

森澤・高岡

 

2

2

 
(461) 環境微生物学特論 

津野・田中(宏)・西村・山下

2

 

2

 
(462) 新環境工学特論Ⅰ 

津野・田中(宏)・藤井・清水

2

 

2

(463) 新環境工学特論Ⅱ 

松岡(譲)・藤井・高岡・倉田

 

2

2

(464) 環境リスク管理論 

森澤・藤川

 

2

2

 
(465) 有害廃棄物管理工学特論 

酒井・高岡・平井

 

2

2

 
(466) 環境同位体動態工学特論 

馬原・窪田・中野

 

2

2

 
(467) 原子力環境保全工学特論 

小山

2

 

2

 
(468) 熱物質移動論 

中部

 

2

2

 
(469) 量子物性物理学 

立花

2

 

2

 
(501) 現代科学技術の巨人セミナー「知のひらめき」

 関係教員

(2)

(2)

2

 

(502) 21世紀を切り拓く科学技術(科学技術のフロントランナー講座) 

関係教員

2

 

2

 
(503) 科学技術国際リーダーシップ論

 関係教員

 

2

2

 

(504) 実践的科学英語演習「留学ノススメ」

 関係教員

2

 

2

(505) 先端マテリアルサイエンス通論

 (他専攻)関係教員

2

 

2

(506) 新工業素材特論

 (他専攻)関係教員

 

2

2

(998) 研究論文(修士)

関係教員

 

 

 

 

(999) 研究論文(博士) 

関係教員

       

注意事項

  1. 詳しい内容(シラバス)は工学研究科ホームページ(URL: http://www.t.kyoto-u.ac.jp/syllabus-gs )にアクセスして確認してください。
  2. 100番台科目は、必修科目。ただし、102および103は、修士論文を対象としたゼミ形式のセミナーであり、修士課程修了後、3年コースへ進学する場合、履修することはできない。
  3. 200番台科目は、Major科目のうち、コア科目として認定可能な科目である。ただし、201~204(土木系4分野の提供科目)からは、2科目のみコア科目として認定することができる。
    ※他大学からの3年コース進学者は、指定のコア科目を履修すること。
  4. 300番台科目は、博士後期課程向けの科目。
  5. 400番台科目は、Major科目。
  6. 500番台科目は、工学研究科共通科目・他専攻科目。
  7. 応用・展開科目としてのMinor科目は、指導教員がMajor科目・他専攻科目から指定することができる。科目区分指定のない科目は、Minor科目に分類される。
  8. 発展的持続性社会基盤工学ORT・インターンシップ科目A/Bは、それぞれ短期(3週間)、長期(3ヶ月)を目安とする。6ヶ月以上のORTに対しては、2科目合わせて6単位まで認定できる。
  9. 入学時に科目の履修計画(コア科目・Major科目・Minor科目など)を提出し、指導委員会の承認を受ける。履修計画は、学年進行時においても変更が可能であるが、指導委員会の承認を受けなければならない。

科目内容説明

  • 応用数理解析
    応用数学の分野における主要な概念や理論、あるいは,最近話題となっている新しい考え方や解析手法のなかから、いくつかのトピックスを取り上げ、その数学的基礎と背景について述べるとともに、構造工学・水工学、地盤・岩盤工学、資源開発工学など、社会基盤工学の分野においてそれらがどのように応用されているのか、また、今後どのような応用が期待されるのかについて講述する。
  • 計算力学及びシミュレーション
    計算力学の基礎について講述する。数値解析を行うためのコンピュータ言語:FortranやC等、及びプログラミング技法を習得し、コーディングに習熟させることを目的として、計算機を用いた実習を担当教員が協力して行う。受講生は与えられた課題に対するコードを作成し、コードの検証、性能評価、出力の表示法等について実習する。これに加えて、並列計算法や計算機支援工学(CAE)に関する理解を深める。構造解析の分野では厳密解の適用性が極めて狭いので数値的に解を求める必要性が高い。本講義では差分法、有限要素法などの離散化手法、マトリクス解析法などの基礎的手法について学習する。
  • 実践水工学
    水理・水工学に関する最新の話題を基礎から応用まで、担当教員が協力して幅広く講述する。河川環境や水域環境の保全と流れとの相互関連性、自然共生型水辺空間と水工設計、山地流域における土砂の生産・流出等の観測・資料分析、土砂災害の事例研究と発生メカニズムの分析、ダム水理・ダム堆砂問題、土砂と流れの混相流的解析手法の解説などを述べ、院生に調査課題を与えて、適宜プレゼンテーション演習とディスカッションを行う。
  • 地盤工学原論
    地盤工学での調査、設計、施工例や地盤挙動に関する実測データの分析や地盤材料を用いた室内実験などを担当教員が協力して行うとともに、建設時に発生する地盤の諸問題や斜面崩壊や液状化災害など自然災害の防災地盤工学的な解決法を講述する。リポートを随時課する。
  • 社会基盤工学演習A
    構造工学、水工学、地盤・岩盤工学、資源開発工学に関連した最新の話題をとりあげ、担当教員が協力して、講義あるいは文献講読をもとに議論を展開し、理解を深化する。
  • 社会基盤工学演習B
    構造工学、水工学、地盤・岩盤工学、資源開発工学に関連した最新の話題をとりあげ、担当教員が協力して、講義あるいは文献講読をもとに議論を展開し、理解を深化する。
  • 社会基盤工学ORT・インターンシップA
    学外における短期インターンシップを通して、構造工学、水工学、地盤・岩盤工学、資源開発工学の各分野における実践的技術、課題の発見と解決手法、技術の総合化と成果の取りまとめ手法及びプレゼンテーション手法などの修得を行う。
  • 社会基盤工学ORT・インターンシップB
    学外における長期インターンシップを通して、構造工学、水工学、地盤・岩盤工学、資源開発工学の各分野における実践的技術、課題の発見と解決手法、技術の総合化と成果の取りまとめ手法及びプレゼンテーション手法などの修得を行う。
  • 社会基盤工学実習
    社会基盤工学に係る各種技術の基礎的理解から応用的理解への発展を目指し、担当教員の指導のもとで、専攻配当科目の応用的実習プログラムを履修したり、学外の諸機関・団体が企画する実習プログラムに参加することで社会基盤工学に関連する諸問題の解決能力を深める。なお、事前に専攻の認定を得たプログラムに限る。
  • 社会基盤構造工学
    構造物とその周辺要素(例えば空気・水などの流体)を含めた構造-周辺要素システムを対象として、動的現象における相互作用、境界非線形性を考慮した複合領域の相互依存性について担当教員が協力して講述する。さらに、日本及び世界各国で実施・計画中の大規模プロジェクトを例に取り上げ、構造工学に関わる諸問題およびその具体的な解決法を提示するとともに、院生に調査課題を与えて、その成果の発表・質疑応答により構造工学に関連した最先端技術に関する理解を深化させる。
  • 水域社会基盤学
    水域を中心とした社会基盤の整備、維持管理、水防災や水環境に関連する諸問題とその解決法を実社会における先端的な取り組み事例を含めて講述する。水系一貫した水・土砂の動態とその社会基盤整備との関連を念頭に置き、流体の乱流現象や数値流体力学、山地から海岸における水・土砂移動の物理機構と水工構造物の設計論および水工計画手法を講述するとともに公共環境社会基盤として水域を考える視点を提示する。
  • 社会基盤工学総合セミナーAⅠ(高度工学コース)
    構造工学に関連する課題の現状と将来の展望について、担当教員全員が協力して講述するとともに、院生に調査課題を与えて、その成果の発表・質疑応答により高度な研究能力開発を行う。
  • 社会基盤工学総合セミナーAⅡ(高度工学コース)
    構造工学に関連する課題の現状と将来の展望について、担当教員全員が協力して講述するとともに、院生に調査課題を与えて、その成果の発表・質疑応答により高度な研究能力開発を行う。
  • 社会基盤工学総合セミナーBⅠ(高度工学コース)
    水工学に関連する課題の現状と将来の展望について、担当教員全員が協力して講述するとともに、院生に調査課題を与えて、その成果の発表・質疑応答により高度な研究能力開発を行う。
  • 社会基盤工学総合セミナーBⅡ(高度工学コース)
    水工学に関連する課題の現状と将来の展望について、担当教員全員が協力して講述するとともに、院生に調査課題を与えて、その成果の発表・質疑応答により高度な研究能力開発を行う。
  • 社会基盤工学総合セミナーCⅠ(高度工学コース)
    地盤・岩盤工学に関連する課題の現状と将来の展望について、担当教員全員が協力して講述するとともに、院生に調査課題を与えて、その成果の発表・質疑応答により高度な研究能力開発を行う。
  • 社会基盤工学総合セミナーCⅡ(高度工学コース)
    地盤・岩盤工学に関連する課題の現状と将来の展望について、担当教員全員が協力して講述するとともに、院生に調査課題を与えて、その成果の発表・質疑応答により高度な研究能力開発を行う。
  • 社会基盤工学総合セミナーDⅠ(高度工学コース)
    資源・エネルギーの開発と利用に関連する課題の現状と将来の展望について、担当教員全員が協力して講述するとともに、院生に調査課題を与えて、その成果の発表・質疑応答により高度な研究能力開発を行う。
  • 社会基盤工学総合セミナーDⅡ(高度工学コース)
    資源・エネルギーの開発と利用に関連する課題の現状と将来の展望について、担当教員全員が協力して講述するとともに、院生に調査課題を与えて、その成果の発表・質疑応答により高度な研究能力開発を行う。
  • 連続体力学
    固体力学、流体力学の基礎となる連続体力学の初歩から簡単な構成式の形式まで講述し、これらを通して連続体力学の数学構造を解説する。なお、関連科目として地球数理解析をあわせて受講することが望ましい。
  • 構造安定論
    本講義では、大規模な橋梁構造物や海洋構造物の安定性と安全性の維持向上と性能評価について述べる。構造物の静的・動的安定性に関する基礎的とその応用、安全性能向上のための技術的課題について体系的に講義するとともに、技術的課題の解決方法について、具体的例を示しながら実践的な解決方法について論じる。特に、構造系の静的・動的安定に関する限界状態を求める方法論を習得し、構造物の安定化メカニズムを理解し、安全・安心な構造物の設計・施工を行う能力を修得させる。
  • 材料・構造システム論
    建設用各種材料のミクロ的構造とそれらが種々の工学的性質に与える影響に関する理論的、実験的検討について紹介する。特に鋼、コンクリートの工学的性質およびこれらの特性がコンクリート構造物の力学的性能および耐久性能に与える影響を,腐食およびアルカリ骨材反応を中心として学習する。
  • 風工学
    橋梁などの構造物の空気力学について、各種構造基本断面の静的、動的空気力学特性のメカニズムについて説明し、その応用例としての構造物の強風による振動事例と耐風安定化のための設計例などについて解説する。
  • 地球数理解析
    自然科学、社会科学の諸現象を研究する重要な方法は、的確な数学モデルの作成とそのモデルによるシミュレーション解析結果の分析である。社会基盤工学専攻で扱う物理現象は多岐にわたるが、それらに対するモデルは固体力学、流体力学等の連続体力学と地盤材料等のための離散系力学に大別される。本科目ではそれらに必要とされる数理解析手法の基礎的事項について解説する。
  • 資源開発システム工学
    社会・経済の持続的な発展に不可欠となる鉱物資源及びエネルギー資源の探鉱から開発生産までのプロセスについて環境保全及び環境調和の観点も含めて概説した後,岩石の基礎的な物理的性質を扱う岩石物理とその資源探査への応用,石油・天然ガスの埋蔵量と生産挙動の評価を行うために用いる貯留層工学の基礎と応用,鉱物資源の採鉱法について詳しく講述する。
  • 数理地質学
    地下資源開発を実施する上で必要不可欠となる「地質現象の数理化」に関する講義を行う。「自然現象は複雑で、数理解析が可能な事象はその一部にすぎない」という視点から、まず地質現象が複雑であることを解説する。次にそれを単純化(モデル化)するための基本理論やそれを応用した各種解析手法、解析事例について講義し、さらに数理化された現象について概説する。また野外地質巡検を実施して崩壊地形や岩石露頭を観察し、地質現象は複数の要因が関与する複雑な現象であることと数理化が可能な事象がその一部に限定されること、数理化に必要となる条件や仮定などを解説する。
  • 応用弾性学
    岩石及び岩盤の変形や破壊、トンネルや地下空洞、岩盤掘削斜面などの岩盤構造物の設計・管理・保全に関わる岩盤構造物の変形挙動解析の基礎となる弾性学について講述する。具体的には,応力とひずみ,弾性基礎式および弾性構成方程式,複素応力関数を用いた二次元弾性解析,三次元弾性論について講述する。また,岩石力学,岩盤工学における弾性学の応用問題をいくつか取り上げ,その弾性解の導出を行う。
  • 物理探査の基礎数理
    地殻内の波動伝播や物質移動などに関わる応用地球科学的問題における動的現象の解析に用いられる種々の基礎数理について概説するとともに、主としてエネルギー開発分野や地球科学分野での種々の解析手法の適用事例について紹介する。
  • 時系列解析
    動的変化現象の観測によって得られた様々な時系列データに関して、それらを解析するための数学的理論と,種々の解析手法について講述する。具体的には、確率過程の考え方、スペクトル解析の方法、AR、ARMA、ARIMAなどの時系列モデルと予測の方法などについて詳述する。また本講義では、時系列解析の実際的なスキルも身につけられるよう、MATLABを用いた演習も行う。さらに、履修者個々に、自己の専門分野において手近な時系列データを取り上げ、講義で習ったことをもとに自ら解析を行ってその結果について報告することを成績評価のための最終課題とする。以下の本講義Webページを参照されたい。http://www.kumst.kyoto-u.ac.jp/kougi/time_series/
  • 数値流体力学
    数値流体力学(CFD)は、近年のコンピュータ技術の進歩により、発展の著しい学術分野である。本科目では、流体力学の基礎方程式の特性と有限差分法等の離散化手法の基礎理論を講述し、離散化式の精度や安定性、また非圧縮性流体に対する解析アルゴリズム等を解説する。
  • 水理乱流力学
    水理学の基礎と応用を流体力学の体系のもとで詳細に講述する。開水路水理学に焦点をあて、N-S方程式から2次元開水路乱流、3次元開水路乱流に関して講述し、さらに、河川の抵抗則や土砂輸送問題を解決する潤辺水理学について解説する。また、乱流現象を統計乱流理論と組織乱流理論から詳述する。乱流は従来定説であった「ランダムに乱れた流れ」ではなく、かなり組織だった流体運動であり、これが乱流拡散や各種の乱流輸送現象の主因であることが解明されつつある。このホットな話題も講述する。
  • 河川マネジメント工学
    河川および湖沼における治水・利水・環境の管理に関する概念と、最近の治水計画の動向、氾濫原管理、湖沼・ダム貯水池の水文・水理と水環境、流域の総合土砂管理、河川流域生態系、河川堤防、河川構造物、地下河川に関する技術を理論的かつ実証的に講述する。
  • 流域治水砂防学
    河川流域では、源頭部から河口部までにおいて、土石流・地すべり・洪水氾濫・内水氾濫・高潮などのあらゆる水災害・土砂災害が発生する。それらの災害について、発生メカニズム、予測のための理論と方法、ならびに国内外での実際の災害事例とその特徴について講述する。また、水災害・土砂災害の防止・軽減対策などについても述べる。
  • 流域環境防災学
    環境防災の概念には、環境悪化をもたらす災害を防ぐ理念とともに、環境の恩恵を持続的に享受できるような防災の理念が考えられる。本講では、後者を主題として、土石流、洪水、氾濫などの自然現象が持つ環境形成機能や各種生態系機能を通じた資源的価値を把握することを目指す。さらに、この視点から従来型の防災施設や災害対策の環境影響を再評価し、資源的価値を組み込んだ防災の方針ならびに流域管理の具体的な方法などについて考察する。
  • 地盤数値解析法
    地盤工学の種々の問題である、浸透問題、物質移動問題、圧密変形問題、動的問題、進行性破壊、掘削変形解析などの境界値問題を解くための数値解析手法を講述する。解析手法として、有限要素法、差分法、境界要素法および個別要素法である。
  • 地盤力学
    土や軟岩など地盤材料の力学における変形と強度の問題を地盤力学の原理である粒状体理論と多相混合体理論に立ち返って、より論理的・数理的に講述する。内容は、地盤材料の変形・破壊特性とせん断抵抗特性、破壊規準、時間依存特性、構成式、圧密理論、液状化や進行性破壊メカニズムの各章から成る。
  • 水際地盤学
    大陸周辺の海岸、海底地形および堆積層の特徴を第四紀地殻変動と海水準変動の枠組みに照らして説明するとともに、沿岸域の環境と防災に深く関わる砕屑性堆積物収支、沿岸・海底斜面安定、水中マスムーブメントおよび高濃度粒子―流体系の動力学過程、また、地震動や急速水面変動などの動的環境外力に対する未固結堆積地盤の非弾性応答の予測法について詳述する。
  • 計算地盤工学
    地盤力学で扱う典型的な地盤材料である粘土、砂や軟岩の挙動のモデル化について担当教員が協力して解説する。特に、弾性、弾塑性および弾粘塑性構成式について詳述するとともに、地盤工学での典型的な圧密変形問題や液状化問題などの具体的な境界値問題を有限要素解析を用いて解く。各自、解析計算コードプログラミングを行う。工学的な観点から境界条件、初期条件を各自で設定し、その解析結果を考察とともに発表する。リポートを随時課する。
  • 社会基盤工学創生
    持続的な発展する社会を創生するため、安心,安全で活力があり、国際競争力のある社会を保全創生するために必要な学理・技術体系が求められている。社会基盤工学創生では、社会基盤発展のための地球環境、基礎的科学・工学、社会経済、環境及び生態系を含む自然環境に関する学理・技術の主要な内容とともに、歴史及び最近の進歩について講述する。
  • 鋼構造工学
    社会基盤施設に用いる高機能な構造材料として、鋼材を取り上げ、その種々な利用形態について紹介する。特に、鋼材の機械的性質とモデル化、鋼構造部材の接合方法、構造解析法と設計法、疲労損傷と腐食損傷および耐久性評価、材料リサイクル・リユースと環境性について講述する。また、鋼材と他の構造材料、例えばコンクリートとの複合化による構造についても紹介する。
  • コンクリート構造工学
    社会基盤施設に用いる材料として最も一般的なコンクリートについて、種々の形態での利用方法について紹介する。特に、プレストレストコンクリートを含む様々の構造形式をとりあげ、設計、施工、診断、補修、補強とそれらのマネジメントについて性能基準との関係において学習する。
  • 構造デザイン
    土木工学分野における鋼構造物、コンクリート構造物の設計に必要な外力論ならびに強度論を説明し、それら構造物の各種設計法(決定論的方法、確率統計論的方法)と設計手順を示し、それらの性能評価について講義する。
  • エネルギー資源開発工学
    様々な自然エネルギー資源の探査方法や活用方法について、その理論や実証例について講義する。特に、環境に配慮した地下空間利用技術、原子・分子モデルによる水素貯蔵可能な素材開発技術や、CO2地下貯留技術について述べる。
  • 社会基盤安全工学
    安心で快適な社会活動を維持するためには,トンネルや橋梁などの社会基盤設備に対する安全性や信頼性を確保する必要がある.社会基盤安全工学では,構造物の安全性や信頼性を向上させる主要な技術について体系的に解説する.
  • 探査工学特論
    地殻工学で扱う鉱物・地下水・エネルギー資源はじめ地盤・岩盤ならびに地質材料の物理的性質を用いて調査する物理探査法の基礎的考え方から応用、最新技術に至る事項について解説を行う。物理的原理を用い地下探査を行う方法に関し、原理・データ取得法・処理法・解釈法に関して講述する。特に反射法地震探査及び電気探査に重点を置いて、資源探査や岩盤調査などへの応用例を中心に、地下の可視化における物理探査技術の位置づけと今後の課題に関して言及する。
  • 地殻環境計測
    地殻上層部の環境を測定する方法について講義する.具体的には,深部地下空洞の設計や石油採掘に際して重要な初期地圧の測定法ついて説明するとともに,日本列島が置かれている地質構造的な環境について説明し理解を深める.また地下空洞の安全な掘削や効率的な石油採掘に有用なモニタリング手法についても講義を行う.
  • 地下空間設計
    人類の歴史における地下空間利用の変遷について概説し、さらに地下空間の利用目的に応じた岩盤工学的特徴及び環境面での特徴に講述する。また、地下空間の主たる利用形態であるトンネルを対象として、設計・施工・計測・保守のそれぞれの技術分野に関し、理論的背景、現状の標準的技術、最新の技術開発課題と動向について詳述する。なお、各講義ごとに簡単なレポート作成を課し、それをもとに質疑の時間を設け、理解を深めることも行う。
  • 現代科学技術の巨人セミナー「知のひらめき」
    幅広い領域を縦断する工学において極めて優れた実績を有し、国際的リーダーとして活躍中の学内外の講師による講演とパネル討論を実施する。各分野の先端領域について解説するとともに、現代社会の諸問題に対して科学技術が果たすべき役割について、高い視点から論じる。
  • 科学技術国際リーダーシップ論
    先進的な科学技術が次々と生み出される一方で、国境を越えて広がり、増大しつつある環境リスク、地球温暖化、貧困、疫病、エネルギー資源の逼迫、民族対立など、科学技術面の検討を必要とする新しい脅威への対応について講じる。特に、国際社会で形成されつつある国際ルールの動向やフレームワークのつくり方を検討しつつ、そこに展開される技術的リーダーシップの内容、方法論を学ぶ。なお、学修の効果を最大限に発揮させるため、受講生総数を制限する場合がある。
  • 実践的科学英語演習「留学ノススメ」
    海外の大学院への留学あるいはPDとしての留学に対応できる知識と実践的英語能力の習得を目的として、海外留学に関する正確な知識や、英語論文および各種文書作成法、英語でのプレゼンテーション等について講述し、ネットワーク英語自修システムを生かしたインタラクティブな技術英語演習を行う。さらに、海外における教育研究について具体的に講述する。なお、英語演習の効果を最大限に発揮させるため、受講生総数を制限する場合がある。
  • 先端マテリアルサイエンス通論
    英語による大学院授業科目の欄参照
  • 新工業素材特論
    英語による大学院授業科目の欄参照
  • 危機管理特論(情報学研究科科目)
    自然外力(Hazard)と社会の脆弱性(Vulnerability)の関数として表現される災害に対して、被害抑止および減災をどのように組み合わせた防災システムを社会が持つべきかについて論じる。
  • 発展的持続性社会基盤工学セミナーA
    発展的持続性社会基盤工学に関連した最新の話題をとりあげ、担当教員が協力して、講義あるいは文献講読をもとに議論を展開し、理解を深化する。
  • 発展的持続性社会基盤工学セミナーB
    発展的持続性社会基盤工学に関連した最新の話題をとりあげ、担当教員が協力して、講義あるいは文献講読をもとに議論を展開し、理解を深化する。
  • 社会基盤計画学
    情報化、国際化、高福祉型社会ならびに計画策定プロセスにおけるPublic Involvementをキーワードに、社会基盤計画に関連する各種の課題(公共事業の多面的評価、市民参加型の計画づくり、環境に配慮したまちづくり、規制緩和と公共サービス、リスクコミュニケーションと防災計画、国際プロジェクトにおける計画者の役割など)を取り上げ、受講生自らが調査した内容を踏まえて課題の解決につながる提案を行う演習形式のセミナーを行う。受講生の論理的思考力、プレゼンテーション能力、交渉力の向上を目指す。
  • 環境リスク学
    工業社会の発達とともに引き起こされた公害問題が産業型公害から都市型公害へ、さらに環境問題に変化してきた社会構造の変化と、疾病・死亡構造の変化を講述し、人間と環境との関わりを健康の面から論ずる。次いで、高度に技術化しつつある現代社会の安全管理にリスク概念を導入する必要があることを論じ、人間の生命の安全や健康並びにその環境(社会システム)にもたらされる潜在的な悪影響を低減させるための技術的枠組みについて講述する。環境リスクの定義の変遷やリスク概念に基づく環境管理の代表的な事例を紹介し、その基礎となる考え方や枠組みの構成例について論じる。
  • 環境材料学
    鋼材、コンクリートおよび木材などの建設材料について、その製造、加工、現場への運搬、現場での建設・組立、運用、修復・補強、廃棄に関連して生じる環境問題との関わりを講述する。また、構造物のライフサイクルにわたる劣化機構・耐久性能について講述する。さらには、CO2排出量削減などの環境負荷低減、省資源、省エネルギーの観点から建設材料に要求される性能と開発の現状、建設材料のリサイクル化技術について解説する。
  • 最適システム設計論
    モノづくりや工学問題における最適化の背景と意義の説明の後、最適システム設計問題の特徴を吟味・考察する。次に、複雑かつ大規模な設計問題の解を求める必要性のもとで、最適化の基礎理論、多目的最適化、組合せ最適化、遺伝的アルゴリズム、などの進化的最適化法、コンカレント最適化、コラボレーション最適化、大規模システム最適化法を講述する。そして最適化問題の理想化・単純化・階層構造最適化法、設計解のブレイクスルー、形状最適化、設計解の創成法、設計・生産におけるグループ意思決定など、工学・産業の革新に必要な最適システム設計技術を議論する。
  • 発展的持続性社会基盤工学ORT・インターンシップA
    学外における短期インターンシップを通して、発展的持続性社会基盤工学の各分野における実践的技術、課題の発見と解決手法、技術の総合化と成果の取りまとめ手法及びプレゼンテーション手法などの修得を行う。
  • 発展的持続性社会基盤工学ORT・インターンシップB
    学外における長期インターンシップを通して、発展的持続性社会基盤工学の各分野における実践的技術、課題の発見と解決手法、技術の総合化と成果の取りまとめ手法及びプレゼンテーション手法などの修得を行う。
  • 発展的持続性社会基盤工学演習 I
    発展的持続性社会基盤工学に関連した最新の話題をとりあげ、担当教員が協力して、講義あるいは文献講読をもとに議論を展開し、理解を深化する。
  • 発展的持続性社会基盤工学演習 II
    発展的持続性社会基盤工学に関連した最新の話題をとりあげ、担当教員が協力して、講義あるいは文献講読をもとに議論を展開し、理解を深化する。
  • 公共財政論
    中央政府あるいは地方自治体における予算とその執行に関わる公的財政の考え方について、公共経済学、都市経済学の分野における基礎理論や分析モデルを交えて説明する。さらに、地方分権下における新しい公的財政論の考え方について解説する。具体的には、行財政構造、費用便益分析、行政評価、バランスシート、インフラ会計、一般均衡モデル、財政的外部経済性、租税システム、アセットマネジメント、経済成長モデル等に関して具体的事例をあげながら説明する。
  • 都市社会環境論
    都市環境には自然環境だけではなく、生活、生産、文化、交通などの社会活動にかかわる全ての環境が含まれる。この都市環境を評価し、適切な都市政策の立案に資するための方法論として、都市経済学や環境経済学の基礎理論を学ぶとともに、それらの基礎理論が実際の都市政策でどのように応用されているかについて論じる。また、都市構造や交通など都市環境に関わる諸問題についての対応方法について考察する。
  • シティロジスティクス
    都市における物流は、一方でグローバルな競争にさらされながら、他方で交通渋滞・環境・省エネルギー・労働力不足などのさまざまな問題を抱えている。そのような困難な問題を解決し、効率的で環境にやさしい都市物流システムを構築するためのシティロジスティクス施策について講述する。施策を評価するための数理モデルの構築、交通ネットワークへの適用およびその評価手法について述べ、ITS(高度道路交通システム)を活用した新しい都市物流計画論を展開する。
  • 交通情報工学
    情報通信技術の活用により、交通システムの安全性・効率性・信頼性の向上及び環境負荷の軽減を企図した工学的方法論について講述する。良質なリアルタイム交通データ獲得に向けた新たな取り組みについて述べるとともに、交通需要の時空間的調整方策、複数交通モードの融合方策ならびに交通安全の向上施策について詳述する。さらに、施策評価の方法論や関連する基礎理論についても解説する。
  • 人間行動学
    都市地域計画、運営にあたっての基礎的情報を得ることを目的とした人間行動の分析方法論を論じる。交通行動、公共空間における人々の挙動と心理、「クルマ社会」の背景にある社会心理と結果としての行動パターン、合意形成の過程等を対象とし、それらの特徴を論じるとともに、分析の基礎となる認知理論、社会的行動理論、意思決定理論等を講述する。また、データを用いた定量的分析手法を、具体例を用い解説する。
  • リスクマネジメント論
    安全でゆとりある国土や都市・地域の整備の仕方を、計画論的に検討していくためにはリスクマネジメントの科学が不可欠である。このような観点から、多様なリスクを伴う都市・地域における災害や資源・環境の多様なリスクをマネジメントすることの重要性に触れるとともに、リスクコントロール、リスクファイナンシングの視点も踏まえた総合的なリスクマネジメントの方法論について説明する。併せて、多様な主体間の紛争やコンフリクトのメカニズムを分析するための考え方や手法を説明し、住民参加型の都市計画策定のプロセスを例にとりながら、計画のリスクを軽減するための合意形成の具体的な方法に関しても解説する。
  • 構造ダイナミクス
    ライフライン構造物の振動問題、動的安全性や健全性モニタリングの問題を扱う上での理論的な背景となる、構造システムの動力学、およびそれに関連する話題について講述する。線形多自由度系の固有振動モードと固有値解析の方法、および自由振動と動的応答の問題について述べるとともに、計算機による動的応答解析のための数値計算法、不規則入力に対する構造物の応答の確率論的評価法、ならびに動的応答の制御の理論を取り上げる。
  • 地震・ライフライン工学
    都市社会に重大な影響を及ぼす地震動について、地震断層における波動の発生に関するメカニズムや伝播特性、当該地盤の震動解析法を系統的に講述するとともに、構造物の弾性応答から弾塑性応答に至るまでの応答特性や最新の免振・制振技術について系統的に解説する。さらに、過去の被害事例から学んだライフライン地震工学の基礎理論と技術的展開、それを支えるマネジメント手法と安全性の理論について講述する。
  • サイスミックシミュレーション
    都市基盤施設の地震時安全性評価の基本となる地震応答解析や地震動シミュレーション法についての演習をおこなう。まず、必要となる理論を解説し、数人ずつのグループに分けた上で、それぞれのグループで照査すべき対象構造物を選定させる。考慮する断層を指定し、その断層から発生する地震動を実際に予測させた上で、入力地震動を設定させる。最後に地盤を含む構造物系の地震応答解析をおこない、耐震安全性の照査を実施させる。
  • 都市衛生工学
    生(いのち)を衛(まも)る工学を定量的に理解することを目標とする。例として、水道水をとりあげ、その微生物や化学物質による人の健康リスク問題を概説する。まず、環境に存在するリスクの種類と発生状況、定量表示について概説する。その後、化学物質リスクおよび微生物について、リスク評価の方法、許容リスクレベルの設定法、および工学的安全確保法について論ずる。特に微生物リスクにおいては、人・都市と微生物との共存・競合関係を認識する必要性を重視して講述する。
  • ジオマネジメント工学
    都市の再生をメインテーマとして、主に地下空間と地下構造物のマネジメントについて講述する。具体的には、各種地下空間の構造的な特徴、これまでの地下空間開発の経緯と利用状況、ならびにそれに起因して発生する問題を実例に基づき説明した上で、既存施設の維持補修・リニューアルとその有効活用について説明する。
  • 河川マネジメント工学
    河川流域及び都市の人と自然の潜在能力の発展や持続可能な共生を考えるために重要な基本的事項として、流域の形成過程、生態系を含む近年の河相変化とその要因分析、湖沼の水温・水質の季節・経年変化と水管理、河川流及び河道内の土砂動態解析法と環境修復流れの定量的評価への応用、最近の治水・利水・河道計画の動向、大都市内の水供給・排水系のモデリングなどについて講述する。
  • 地球環境リモートセンシング
    地球環境問題を研究する上で衛星リモートセンシングの有効性が認識されつつある。衛星センサを用いることにより、広域の地表面を定期的に観測し地球規模の環境変化を実証的に検証することができる。本講義では、可視・赤外域からマイクロ波の波長帯域における衛星リモートセンシングの理論と応用について解説し、実際の課題をとおして衛星データの解析技術(画像補正、画像変換、画像分類など)を修得することを目指す。
  • 環境情報論
    環境問題を研究する上で、自然現象あるいは人間活動に関する諸量の空間的な分布を把握し、その背後にある物理的・社会的メカニズムを解析することがしばしば必要になる。流域地形データや土地利用データはその例である。地理情報システム(GIS : Geographic Information System)はこのような空間情報を観測・解析するために開発された技術である。本講義では、環境問題を研究する上でGISがどのように利用されているかを論ずる。GISの理論と使用方法を理解するために、フリーソフトであるGRASS(Geographical Resources Analysis Support System)を用いて、具体的な例題の解析を行う。
  • ジオフロント工学原論
    国土の有効利用の観点から、従来の地表部に代わる新たな空間として地表から地下深部へと及ぶ地盤の範囲(ジオフロント)の有効利用が求められている。ただし、この地下空間利用における基本コンセプトは、従来型の開発パターンに加えて、環境に優しい地下空間の創造・保全という観点が不可欠である。このような観点から、地下空間の創造・保全を実現するための基本概念となる、地盤や岩盤に関わる基礎的な力学・水理学的な問題、特に応力と変形、岩盤のモデル化、岩盤解析法、コンピュータシミュレーション、岩盤地下水学について説明し、実構造物への適用を考慮に入れた応用問題を議論する。
  • ジオフロント環境デザイン
    ジオフロントに関する環境保全の問題は、広域地下水について、地表に近いニアフィールドの挙動から地下数百メートルに及ぶファーフィールドの挙動と多岐に渡る問題を対象とすることが特徴である。また、これらの検討対象とする地下水挙動は、一般的に様々な要因が複合した複雑系の問題として捉えられる。このような観点から、地盤・岩盤や地下水に関わる環境問題への対処方法、各種構造物の環境に配慮した合理的設計法について議論を加える。さらに、具体的な検討事例として、放射性廃棄物地中処分、液化CO2地下深部貯蔵、環境保全のための地下空間利用等のプロジェクト事例をもとに講義と討論を行う。
  • 流砂水理学
    河川や海岸等の自然水域では、水流や波の作用によって土砂輸送が生じ、その結果として堆積・侵食といった水辺の地形変化が生じる。したがって、自然水域の物理環境を理解するには、水流と土砂との相互作用を伴う移動床場のメカニズムが必須である。この講義では、移動床水理学の基礎に関して概説し、流砂・漂砂現象のモデリングに関して、混相流体力学や粒状体力学を背景とした先端的研究体系を口述する。さらに、人工洪水、ダム排砂、海岸浸食対策などの流砂・漂砂制御技術の実際に関しても言及する。
  • 海岸波動論
    防波堤・護岸等の海岸構造物は、津波、高潮、時化による高波浪に対する沿岸域防災を担う重要施設であり、地球温暖化に伴う海面上昇や台風の大型化に対応した設計法の構築も焦眉の課題である。この講義では、海岸構造物設計の外力評価に焦点を当てて、沿岸域の波浪変形理論と構造物近傍の波・流れ共存場を対象とした数値波動力学に関して詳述する。波浪変形理論としては、広域の波浪予測を対象として水深積分型の波浪モデルに関して口述し、数値波動力学では、Navier- Stokes式に基づく自由表面流モデル(VOF法、CIP法、粒子法 等)の基礎理論に関して具体例を交えつつ解説する。
  • 地殻環境工学
    地盤、岩盤内における地下水、熱、ガスなど各種物質の移動現象とそのメカニズムを講述する。特に地殻(大深度地下)圏内における物質移動が、重要な課題となる高レベル放射性廃棄物の地層処分技術について、地球化学、岩盤水理学、地質工学などの知識の実際的な応用について解説する。具体的には、実際のプロジェクトに基づくケースに対する討議を行い問題解決の為の意志決定プロセスを講義する。さらに工学上の実務問題として重金属汚染土壌の浄化技術、地殻内部の地下水制御技術などについても講述する。
  • エネルギー基盤マネジメント特論
    エネルギー資源の開発及び利用について、資源の有限性と環境保全の観点からの新エネルギーシステムの構築、持続可能なエネルギー源への転換など、エネルギー問題についての課題と展望を講述する。具体的には社会基盤としてのエネルギー施設の計画、建設、運用、維持管理など、エネルギー基盤の構築マネジメントについて論じると共に地下空間の利用、分散型エネルギーシステムの構築、開発途上国におけるエネルギー開発に伴う諸課題など様々なケーススタディを中心とした討議ならびに解説を行う。
  • 環境材料設計学
    消費エネルギーの低減や、分解・再生などの環境技術によって環境負荷を低減した構造材料の開発、それらを使った構造物の設計について講述する。また、コンクリート塊の再生骨材などへの再資源化技術、鉄筋・鉄骨の電炉材としての再生サイクルと品質保証技術について講述する。一方、廃棄物総量の低減と構造物の長寿命化の視点から、コンクリート、鋼、新素材の劣化機構、ならびに耐久性評価・解析手法、さらに各種構造材料の高耐久化技術の開発動向についても解説する。
  • 水文学
    地球上の水循環の機構・実態を工学的立場から分析し、流出系のモデル化と予測手法を講述する。流出系の物理機構として、表層付近の雨水流動、飽和・不飽和帯の雨水流動、地下水流動、河川網系での雨水流動を取り上げ、それらの物理機構とモデル化手法を解説するとともに、基礎式の誘導と数値解法を示す。また、蒸発散と融雪の機構を熱収支の観点から解説する。次に、水文現象の時空間分スケールと分布型流出モデルの構成法について解説し、分布型流出モデルの集中化手法を講述する。
  • 水工計画学
    水文頻度解析、水文時系列解析、水文モデリングを駆使した水工計画手法および実時間降雨・流出予測手法を講述する。まず、水文頻度解析および水文時系列解析手法を解説し、治水計画・水資源計画において外力となる計画降雨の設定手法を講述する。次に、雨水流動の物理機構および人間活動の水循環へのインパクトを踏まえた水文モデルと水文モデリングシステムを講述する。さらに、これらを駆使した新たな治水計画、水資源計画手法と水管理について議論するとともに、地球温暖化が水循環に及ぼす変化の可能性と水工計画との関連を講述する。また、時々刻々得られる水文情報を用いた実時間降雨・流出予測手法と水管理について講述する。
  • 景観デザイン論
    広域的なランドスケープ、人の環境意識や文化的活動を評価解明し、それらと密接な関係に基づく秩序ある空間編成のあり方を、都市空間における道や広場・公園、水辺とウォーターフロントなどの公共空間におけるシビックデザイン、自然環境を創出する緑地系や水系のランドスケープデザイン、都市構造物、インフラストラクチュア施設などのエンジニアリングアーキテクチュアを総合的に包括する景観デザイン論の講述と設計演習を行う。
  • 景域環境計画論
    地形情報、地理空間情報による景観構造解析や、風土分析、国土史、地域計画学による地域アイデンティティの分析に基づいて、風土領域、地理的領域、景観領域の概念を含んだ自然から文化に至るまでの幅広い景域環境における空間的、時間的構造を把握することを考究する。そして、広域的な景域環境と調和ある都市地域施設と公共空間の計画や環境領域の複合的なフェーズの調和ある景域環境の全体像を計画するための方法論について講述する。 
  • 水資源システム論
    水資源に関わる自然および社会現象の機構をシステムとしてモデル化する方法を紹介し、水資源の持続的利用のための計画論・管理論について講述する。具体的には、まず、流域全体における適正な水循環システムを形成すること目的とした、水量・水質・生態・景観等の環境諸要素を組み入れた評価手法、シミュレーションモデルおよび総合的流域管理手法等について解説する。次いで、水資源計画・管理に対する数理計画論的アプローチ、水需給バランスと生産・経済活動との関係をモデル化する水資源ダイナミクスに関する理論と方法論について講述する。
  • 沿岸・都市防災工学
    人口が稠密で、経済・社会基盤が高度に集積した沿岸・都市域では、津波、高潮、高波、洪水、氾濫といった水災害の脅威にさらされている。この講義では、沿岸・都市域の水災害の原因となる外力現象の発生、伝播、変形といった水理学的解説や、被害の実例と特徴、ならびに減災・防災対策を講述する。
  • 水文気象防災学
    気候変動・都市化に伴う水循環・水環境の変動と人・社会を通しての災害に関する視点をベースに水文学・気象学を融合した計画予知とリアルタイム予知をめざして、グローバルから都市に至るスケールにおいて、気象レーダーや衛星リモートセンシング情報の利用も交えながら、物理的ならびに確率・統計的の双方の視点から流域水計画・管理論を展開する。
  • 社会環境防災計画学
    都市・地域における環境と災害の双対性に着目し環境災害リスクマネジメントをシステムズ・アナリシスの循環プロセスで構成し、環境災害リスク軽減のために必要な、1)問題の明確化手法(KJ法、ISM法等)、2)調査手法(社会統計学等)、3)分析手法(多変量解析、共分散分析、準線形化手法、コンフリクト解析、確率過程、シナジェティクス、進化ゲーム等)、4)代替案の設計手法(最適化手法、最適制御理論等)、5)評価手法(環境経済学、グループ効用分析手法、離散的選択理論等)という一連のプロセスの数学的モデリング理論の基礎を講述する。なお、これらの理論の応用として、環境災害を(1)環境破壊災害、(2)環境汚染災害、(3)環境文化災害に分類し、具体的な事例研究を示すとともにその社会的意義を講述する。
  • 環境創造工学
    開発と環境保全をバランスさせる持続可能な発展(Sustainable Development)は、現在先進国のみならず開発途上国においても緊急の検討課題となっている。大規模なインフラ整備が開発途上国に与える影響を解説しながら、開発途上国においてはどのような開発援助が人々の暮らしを守るために必要で重要であるかを講述する。さらに、住民自らが参加できる簡便インフラ整備事業を対象とし、持続可能な発展を達成するための取組みについて解説を加えると共に、社会科学的な観点をも含め、新たな取り組みを発見・開発するために全員参加型の討議を行う。
  • 構造材料特論
    鋼・コンクリートなどの主要構造材料の多軸応力下での応力-ひずみ特性(構成則)、鋼とコンクリートの相互作用、破壊力学のこれら材料への応用について講述する。また、コンクリートの製造、フレッシュコンクリートの性質、および、硬化したコンクリートの力学的性状について解説する。さらには、構造体としての観点から、構造材料に要求される性能と、材料の力学的性能・耐久性能などとの関係について講述する。最近特に補修補強などに利用されることが多い新材料についても解説する。
  • 地盤環境工学
    高度複合都市・建築空間の立地地盤環境調査法、及び地震波動伝播・地盤振動の特性に基づく地盤環境評価と設計用地震動構成法について講述する。低い生起確率の自然現象である地震の特性と不確定性の高い地盤特性に起因して地震動は複雑な不確定性を有する。地震動に含まれる種々の不確定要因とそれを考慮した理論的・実証的設計用地震動構成法について講述する。建築・都市施設の地震時挙動の観点から、記録地震動の有する極限性や極限的地震動に対する度合を定量化する方法についても講述する。
  • 生活空間地盤工学
    都市・建築空間構造物と地盤の連成系の力学モデルの構成法とその地震時挙動の確定論的・確率論的解析法及びそれを考慮に入れた建築構造物-基礎系の設計理論について講述する。単純化モデルから有限要素モデルに至る種々のモデルの構成法、直接基礎・杭基礎に対する連成系力学モデルの構成法を解説し、表層地盤の非線形増幅特性を考慮した設計法についても講述する。従来型の試行錯誤的な設計法だけでなく、数理的な手法に基づく合理的な設計法についても講述する。
  • 都市火災安全計画論
    過去から現在まで我が国および諸外国の都市が受けてきた火災による被害および日本の都市計画やそれに関する法規と防火対策との関わりの歴史を講述する。また都市と建築の火災に関する燃焼、火災気流、煙流動、延焼、避難などの性状についての基礎知識、およびそれらの性状の工学的予測手法と火災安全計画手法を講述する。更に、特に我が国において重要性が高い地震時の都市火災に焦点を当てて、火災による損失の軽減や住民避難安全を図るための都市居住空間の計画のあり方について論じる。
  • 鉄筋コンクリート構造物の性能評価型設計法
    最初に、従来慣用の許容応力度設計法、終局強度設計法、限界状態設計法について概要説明を行う。そして、それら設計手法を用いた日本、米国、ニュージーランドにおける鉄筋コンクリート設計規準を比較し、内在する問題点について論じる。最後に、耐震設計について焦点をあて、建築物の設計法として現在日本で利用されている保有耐力設計、限界耐力設計に関して講述し、最近開発されてきている性能評価型設計法について論じる。また、免震・制振構造の応用についても論じる。(授業で使用の言語は、英語であるが、要望があれば、日本語による質疑応答も可。)
  • ディジタル信号処理
    都市や建築空間における様々な物理現象を精度良く把握するためには、物理現象の計測、解析、可視化などの各段階で膨大なデータ処理を行う必要があり、コンピュータはそのための有効な道具である。そのような一連の処理を、コンピュータを用いて適切に行うためには、離散的な信号やシステムの理論的な把握と同時にコンピュータ言語を含めてコンピュータの使い方を理解する必要がある。本講義では、建築・都市に関わる環境や構造を解析するのに必要となる数値計算ツールを用いたディジタル信号処理の基礎と応用を学ぶことを目的とする。
  • 水環境工学
    流域システムにおける水量・水質の制御管理および保全に必要な技術について論述する。具体的には水質汚濁機構と水質汚濁の歴史を概観し、実態とその影響を把握するために必要不可欠な水質指標と分析方法について、機器分析手法、および生物学的試験方法も含めて諸知識を詳述する。さらに栄養塩である窒素やリン、難分解性有機物、および環境ホルモン等の水処理技術として物理学的処理、化学酸化処理、生物学的処理、および水系感染微生物の消毒等について講述する。また、消毒および資源回収とシステム化についても取り上げる。
  • 循環型社会システム論
    循環型社会形成は、地球の資源・エネルギーや環境の保全のために必須の政策的課題、社会的課題となってきた。廃棄物問題から循環型社会形成への歴史と現状、および展望について講述する。循環型社会形成基本法と循環基本計画、容器包装リサイクル、家電リサイクル、自動車リサイクルなどの個別リサイクル制度の基本と現状、課題について講述する。資源利用から製品消費、使用後の循環や廃棄という物質の流れを把握するためには、物質フロー解析やライフサイクル分析が重要な解析ツールであり、この基本と応用についても講述する。さらに、循環型社会形成と密接不可分となる残留性化学物質の起源・挙動・分解についても言及する。
  • 環境システム論
    環境を、物質・エネルギーが流入出するプロセスの集まり、すなわち環境システムととらえて解析を行う。環境プロセスの統計的及び物理的モデリング、モデルを通しての環境システムの理解、環境システムの予測と制御などを主題とする。環境データからの統計的因果関係の抽出、線形・非線形モデルの同定、環境装置のプロセスモデルおよびシミュレーション、あいまいで複雑な現象の表現と予測、環境における最適化問題などについて、具体例を示しながら講述する。
  • 大気環境管理
    大気環境の管理・保全に関し、その理念、技術的諸問題、政策的対応について自然科学的及び社会科学的側面を統合し講述する。本年度は地球温暖化問題に話題をしぼり、地球温暖化問題の歴史、放射強制力の発生、温室効果ガスの排出、炭素循環、気候変化機構、温暖化影響に関する機構とモデリングを概述する。さらにそうした現象把握に基づき、緩和方策の具体、経済成長とエネルギー・物質の消費、社会・自然システムに対する影響の評価、政策手法とその実際社会への展開に関する諸問題を通観する。これらに加え、関連する時宜に添った具体例をトピックス的に取り上げその解説も行う。
  • 地圏環境工学特論
    土壌と地下水からなる地圏環境保全の理念・目的と基本的フレーム、土壌の特性、地圏環境の汚染の原因および汚染拡大の機構、汚染レベルの評価方法、様々な汚染物質に対する修復技術、汚染防止のための管理技術あるいは汚染監視システムなどについて講述する。また特に汚染の評価方法については、空間的に分布する確率変数を扱う空間統計学において、近年発達の著しいジオ統計学を用いて汚染の空間分布を推定評価する方法を、Excel VBAによる演習形式で学習する。
  • 環境衛生学特論
    現代の科学は、環境と人間との関係において環境を人間の都合の良い条件に作り変えて、人間に快適な環境を作り出すことに重点をおいてきた。その結果われわれを取り巻く環境は格段に快適になったが、一方でその歪みが現在の環境問題の根元をなしているとも言える。人の健康と環境に焦点をあてて、環境に起因する様々な健康リスクを例に取り上げ、公害から環境問題となってきた経緯、その実態、環境工学の果たしてきた役割、健康リスクの定量的評価とその削減等について討論し考察する。さらにテーマを1つ選び受講生同士でディベートを行う。
  • 都市代謝工学特論
    人の生活に伴う資源とエネルギーの流れおよびそれらの消費により発生する廃棄物(排ガス、廃水、固体廃棄物)の流れを解明し、都市代謝機能を担う環境プラントにおける廃棄物の処理、循環再利用ならびに環境への還元について現状と問題点を明らかにする。そして、整備されつつある法体系について講述し、持続可能な都市代謝を形成していくための必要な施策の方向性をさぐる。講義と学生参加型のディベート形式を組み合わせて授業を展開する。
  • 環境微生物学特論
    環境中での微生物の役割と環境浄化のための利用法を、最新の研究成果を取り入れ詳細に論述するものである。微生物学基礎の詳細から、微生物の分類とそれらの特徴、生理一般、増殖メカニズムとその動力学・モデル化、培養法、機能と酵素・遺伝子の関係、遺伝子解析・酵素技術の環境工学的利用法、水系感染微生物とリスク評価、湖沼での藻類増殖と毒素生成、バイオレメデーション、微生物を活用した廃水・廃棄物処理法、バイオセンサ、バイオアッセイなど、にいたる範囲について論じるとともに、最新の研究成果を検索する演習を行う。
  • 新環境工学特論Ⅰ
    水環境に関わる環境工学諸課題について、本科目ではその基礎知識・最新技術・地域性と適用例を、英語により講義・討議する。この授業の中では、清華大学およびマラヤ大学の教員・大学院生との遠隔learning(収録済みビデオとテレビ会議システムVCSとを併用したハイブリッドシステム)も実施し、その講義・総合討論等を通じて、環境分野における英語力・国際性の向上も目的とする。
  • 新環境工学特論Ⅱ
    大気・廃棄物に関わる環境工学諸課題について、本科目ではその基礎知識・最新技術・地域性と適用例を、英語により講義・討議する。この授業の中では、清華大学およびマラヤ大学の教員・大学院生との遠隔learning(収録済みビデオとテレビ会議システムVCSとを併用したハイブリッドシステム)も実施し、その講義・総合討論等を通じて、環境分野における英語力・国際性の向上も目的とする。
  • 環境リスク管理論
    人の健康リスクや生態系のリスクを含め、環境リスクを同定、分析し、リスクを定量的に評価する手法やリスクを低減・回避する方法等について論じる。環境中での微量有害物質の動態、食品等への移行と濃縮、食糧・飼料貿易等による有害物質の人為的輸送、人体への曝露と体内動態、細胞・DNAレベルでの変化の検出等、放射性物質や環境中の微量有害物質等を例に、物質によりもたらされるリスクの評価・管理モデルやそのシミュレーション事例を示す。また、人間が構築した技術・社会システムのリスクを含め、リスク管理を高度化する工学的方策について講述する他、リスク評価の演習課題を課す。
  • 有害廃棄物管理工学特論
    我が国の特別管理廃棄物をはじめ、国際的な有害廃棄物の定義と発生量から、その管理方策としてのクリーン化、サイクル技術、適正管理技術について講述する。具体的には、最初に豊島事件、研究機関の廃棄物管理、使用済み電池の処理、医療廃棄物の管理などについて論述する。次いで、有害廃棄物の定義、その発生量、管理方策としてクリーン化、サイクル技術、適正管理技術について、廃自動車、アスベスト、有機塩素化合物などを事例に講義する。
  • 環境同位体動態工学特論
    環境の保全と汚染の防止と回復のためには、様々な汚染物質の環境中での動態を把握し、汚染機構の解明が不可欠である。本講義の中では、環境中に存在する種々の微量物質(同位体)の動態挙動を環境トレーサーとして活用した汚染物質の分布挙動の調査・評価手法について、実例を踏まえて講義する。特に、環境汚染物質の拡散移行を規定するドライビング・フォースとしての地下水流動性の調査・評価手法と環境中に存在する天然起源の長寿命核種の同位体分析手法やデータ評価を通じて、環境トレーサー手法、各種年代測定法について論じる。
  • 原子力環境保全工学特論
    原子力発電などの原子力利用システムを安全に運用するために必要な環境保全問題の概要を述べ、なかでも重要な放射性廃棄物処理処分について、主な発生源である核燃料サイクルの各工程から発生する放射性廃棄物の種類、発生量やその特徴、最終処分に適したコンクリート固化体やガラス固化体などの廃棄体を作成するための中間処理、及び最終処分としての地中埋設や地層処分にいたる、放射性廃棄物の発生から最終処分に至る過程全般にわたって工学的観点から講述する。
  • 熱物質移動論
    本講では、更なる省資源、省エネルギーを図るための熱エネルギー制御技術に必須である熱エネルギー・物質の移動現象に関する知識を習得することに目標を置き、熱伝導、強制/自然対流、ふく射による熱移動を中心とした基礎事項を詳述する。また、速度場?温度場?濃度場における相似則や乱流熱流束に関するモデリング、多成分系、相変化の随伴する場合の熱物質移動についても言及するとともに、最近の熱エネルギー制御技術に関する具体例についても紹介する。
  • 量子物性物理学
    量子力学を物性論の諸問題に応用するために必要な基礎的事項、およびその最近の発展について講述する。例えば、スピンの概念、重力による中性子干渉、アハラノフ・ボーム効果、磁気モノポール、ゲージ変換、ファインマンの経路積分、EPRパラドックス、ベルの不等式などが取り上げられる。豊かな応用が飛躍的に進展している量子力学の根幹を現代的観点から理解することを目的とする。

II. 修士論文関連資料 (H21.12.01更新)

平成21年度修了予定者用

III. インターンシップ関連資料 (H21.04.21更新)